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# by cembalonko | 2017-11-30 10:58 | これからのコンサート | Comments(4)

チェンバロの日!2017 第1日目に行ってきました!

昨日は チェンバロの日!2017 第1日目に参加してきました。

1つ目のコンサートは、本間みち代さんによる「モダンチェンバロの魅力」。
使用楽器はランドフスカ・モデルのモダンチェンバロ。
初めにバッハの2曲を、ワンダ・ランドフスカの使用したレジスターで演奏。
モダン楽器を歴史的な視点で聴いているというのが、興味深く感じる瞬間でした。
その後は20世紀の作品がつづき、
私はオアナ作曲《クラヴサンのための2つの曲「ワンバ」「コンガ」(1983)》が印象に残っています。
ラテンのリズムや響きは(モダン・ヒストリカルにかかわらず)親和性があるのかも。
ランドフスカが1925年にパリに創設した古典音楽学校で彼女の息のかかった人のために、
20世紀にモダンチェンバロのための多くの作品が生まれたという事のようです。

2つ目のコンサートは、秋山裕子さんによる、有名フレンチ作品。
チェンバロに携わる人ならだれでも知っている名曲集で楽しめました。
その中にも、20世紀のフランセ作品が含まれていて、
曲集「昆虫」から《ミズグモ》《のみ》が演奏されました。
《のみ》に関しては、ボワモルティエの作品(原題のフランス語は違うけど両方《のみ》)
との比較が楽しかったです。

3つ目のコンサートは、岡田龍之介さん(チェンバロ)中村恭子さん(フルート)、
佐々木友子さん(ヴァイオリン)による、主に20世紀のアンサンブル作品。
それぞれボリュームがあり、楽器編成も楽曲の様式もコントラストのある4作品が選曲されていました。
ヒストリカルのジャーマンチェンバロによる演奏。
シュニトケ《古い様式による組曲(1912)》は
解説にも「現代曲にしては異例の<判りやすい>作品」と書かれていましたが、
その他のハルフテル《牧歌(1973)》イベール《二つの間奏曲(1946)》も、
それぞれ個性的なアンサンブルのサウンドが引き出されていて、
とても興味深かったです。

3つのコンサートを聴いて、催しとしてのバランスがとれていて、とても良かったと思いました。
現代曲のように、今まで聞いたことのない音楽に触れるのは、
それなりに緊張感を伴うことかと思いますが、
真ん中の有名曲オンパレードでホッとすることも出来て。
構成の妙だったと思います。
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運営委員の方の手作り チェンバロブローチ!


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# by cembalonko | 2017-05-14 09:51 | 音楽 | Comments(0)

「スメタナ《わが祖国》とミュシャ《スラヴ叙事詩》」の公開講座

今日は、加藤浩子先生の
「スメタナ《わが祖国》とミュシャ(ムハ)《スラヴ叙事詩》」の講座に行って参りました。
ミュシャ(チェコ語名ムハ)が、
ボストン交響楽団が演奏するスメタナの《わが祖国》を聴いたことが、
連作絵画《スラヴ叙事詩》の構想を後押しした経緯が分かりました。 

しかし、時代は移り、民族主義が盛り上がっていた時期に
《わが祖国》が熱狂的に受け入れられたほどには、
《スラヴ叙事詩》は人々に受け入れられず、
1963年まで人目に触れることなく田舎町に眠り、
プラハに展示されるようになったのはたった5年前とのことです。

なにせ古楽の人になってから、19世紀後半の超有名曲を改めて聴こう、
なんていうことから遠ざかっていましたが、
そんなのもったいなーい!!!と心から思った次第。
講座では一部しか聴かなかった《わが祖国》を、全部聴きたくなりました。

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ミュシャとスメタナについては、先生の最新のご著書
『音楽で楽しむ名画』(平凡社新書)にも出ています。
この文庫本サイズのご本は、音楽と絵画、または音楽家と画家の関係について、
さまざまな時代からのエピソードがまとめられており、
各単元が短いのがうれしいです。
でも、各単元ごとにカラーの絵画作品が3~4例、時には7例も掲載されていて、
単元が短い分、情報量は多いです。
夕べも一気に半分くらい読んでしまって、
寝不足でコンタクトレンズも入れられない有様に・・・(笑)

今日の私は、といいますと・・・
憧れの著者の先生と初めて直接お目にかかれて、すっかり舞い上がっておりました・・・
加藤浩子先生の『バッハへの旅』みたいな本を書きたくて、『古楽でめぐる…』が生まれたのです。
ご著書にサインいただいて目が(♡v♡)ハート♪
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# by cembalonko | 2017-03-28 00:52 | 知的好奇心 | Comments(0)

つくれぽ<牛肉のワイン煮>(1745年のレシピより)

今月のメルマガでご紹介した「ライプツィヒの料理本」レシピで、実際に作ってみました!
メルマガに掲載した記事は、単純にドイツ語を訳したものでしたが、
実際に作ってみると、もしかしたら言葉の解釈が違っていたかも!?という事例を発見。
次号で訂正いたします。
皆様の中でも、作ってみられて「これは?」と思われることが
出てきた方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせくださいませ。m(__)m

つくれぽ<牛肉のワイン煮>Rindfleisch mit Wein zu kochen

1.Nimm ein Stück Ober-Schale oder Brustkern, so wohl auch Ziemen, lege es eine Nacht in Wein,
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☆今回は牛の腿肉を使い、レシピ通りちゃんと赤ワインに漬けて一晩寝かせました!
赤ワインは、今回は実験なので、とりあえず一瓶400円くらいので(笑)
いいワインを使えば、それはもっと美味しくできることでしょう・・・

2.setze es frühe mit dem Weine zu und ein wenig Wasser, laß es kochen bis es weich und fest eingekocht, thue bey Zeiten darzu Lorbeer-Blätter, gestossene Nelcken, Cardemomen, Muscatenblumen(※1), eine Citrone geschnitten in halbe Viertheil lang.
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☆スパイスの分量ですが、書いてないし~ 汗;
カルダモンとクローブは、かなり香りが強いものとの認識があり、
一方ナツメグは、現代人にも慣れた香りだと思ったので、
カルダモンとクローブを一振りずつ、ナツメグを二振りくらい(アバウト!)でやってみました。
スパイスを投入したばかりの時には、妙~な香りがして、「大丈夫か!?」と思いましたが、
だんだんなじんでくるようです。
(※1Muscatenblumenとは、実はメースのことなのですが、ナツメグで代用)

3.Wenn denn das Fleisch gut, so lege es in einen Tiegel, gieß von der Brühe(※2) darauf, so viel nöthig,
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だいぶ煮詰まってきた状態

☆煮詰まった状態の煮汁を味見してみましたら、レモンの酸っぱさがあり、
さらにレモンの皮の苦みの方を強く感じました。
「レモンの皮の分量を減らした方が良かったのかな?」と思いましたが、
お肉にソースとしてかける分量にすると、バランスの取れたお味に!
(※2 Brüheをメルマガでは「ブイヨン」と訳しましたが、
実際には煮込んだ汁のことを指していたようでした。)

4.brenne Mehl trocken fein gelbicht(※3), thue es auch zu dem Fleisch, laß es ein wenig miteinander aufkochen,
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☆小麦粉をフライパンで煎る。
(※3 fein gelbichtをメルマガでは「きつね色に煎った小麦粉」と訳しましたが、実際には言葉通り、
「きれいに黄色味がかった」で良かったのでした。つまり、煮汁にとろみがつけられればOK。)

5.richte es dann an, giesse die Brühe darüber, lege die Lorbeer-Blätter und Citronen oben auf das Fleisch, und frische Citronen mit Lorbeer-Blättern auf den Rand.
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☆「レモンとローレルを肉の上にのせ、周りを生のレモンとローレルで飾る」
って書いてあったから、その通りにしてみました。
本当は大皿盛りにするのでしょうが、とりあえず一人分で。

煮込み時間は、約2時間。
レモンの酸味と苦みが効いたソースがお肉と合います。
冷めても美味しくいただけます。
漢方薬にも使われているスパイスのお陰か、
消化が促進されるような気が・・・
あと、塩分は使っていませんが、喉が渇く感じになりました。
そのお陰で、ワインやビールがすすむのでしょうね~♪

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

料理し終わってしばらくして、
他の部屋からキッチンとつながっている居間に入ってきたところ、
スパイスとワインとレモンの香りが熟成された、
なんとも幸せな香りが漂っていました。

18世紀前半、人々の日常生活の空間には、
中世ほどではないにしても、
普通に、ある種の「臭気」が漂っていたものと思われます。
そんな中、調理をすること(特別な機会のご馳走料理ならなおさら)によって、
その料理自体を味わう以外にも、
きっと非日常的な、幸福感が漂う空間が作り出されていたのではないかと思いました。

以上、18世紀の<牛肉のワイン煮>つくれぼでした~\(^o^)/



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# by cembalonko | 2017-03-24 12:31 | 知的好奇心 | Comments(0)

18世紀のドイツ料理のレシピ本

そんなことしている暇があったらやらなければならないことは山積みなのですが、
18世紀前半にライプツィヒで出版され、
5刷を重ねたという料理のレシピ本を訳しちゃったりしてます。
これが、むちゃ面白いです!
庶民の料理がエンターテイメントになりつつあるのがよくわかる。
ライプツィヒみたいな大都市など、豊かな市民層がしっかりいた所では、
こうしたレシピ本に需要があったのでしょう。

この本の魅力は、
1.使っている材料の種類の多さ(牛、鳩、蛙、鱒、蝸牛、蝦、柘榴、各種ハーブ類、などなど・・・)
2.盛り付け方が懇切丁寧に細かく指示してあるところ(ドイツ人っぽい!)
そして、3.読み物としても面白い ってところかな?
「栓を開けたはいいけど半分残っちゃったワインをどうするか」
なーんてことまで書いてあるのです。
うーん、内容ぜんぶ発表しちゃいたい気持ちはありつつも、
今回はもったいないからとっておこう!(意地悪👿)
5月28日(日)「ケーテンのバッハと宮廷音楽」のイベントのときに何かの形にするかも~~~♪♪♪
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# by cembalonko | 2017-03-10 00:28 | 知的好奇心 | Comments(0)