曽野綾子の本

フラっと立ち寄った本屋さんで、ふっと目に付いた本を開いた。
まるで、吸い寄せられるように・・・
そのなかで、心にグサッと来た一節を引用します。

「善人は、なぜまわりの人を不幸にするのか」 曽野綾子著 祥伝社

「孤独は決して人によって、本質的には慰められるものではない。
友人や家庭は確かに心をかなり賑やかにしてくれる。
しかし本当の孤独というものは、
友にも親にも配偶者にも救ってもらえないものだ
ということを発見したときである。それだけに絶望も大きい。」

(P.132より)

あなたが孤独を発見したのは、いつのことですか?
私が孤独を発見したのは、音大生時代のこと。
舞台の上では、誰も救ってはくれないこと。
また、自分でも得体の知れない何かを、
心の奥底に持っている、ということを自覚した瞬間、
背筋の凍る思いがした。
でも、それを心に持ったことで、
ある意味、強くなれたような気がする。





・・・今日はちょっと練習しすぎで、脳ミソどろどろしちゃったかも・・・
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by cembalonko | 2006-03-15 22:27 | 日々のいろいろ | Comments(6)

Commented by MIAU at 2006-03-15 23:25 x
孤独かぁ・・・。子供の頃から独りぼっちには結構慣れっこだったけど、大人になってからは何だろな。周りの人が全て立派に見えて、自分てなんてダメな奴なんだろうと感じた時かな・・・っていつもじゃん。あはは。。。

って、イチゴをず~~~っと待ってたのにお題は孤独かいっ(笑)!
Commented by ビケ♪ at 2006-03-16 07:49 x
ごめんごめん。「一日中涙にくれ」とか、「私は泣いて呻いて」とか、
「生と名のつく死の軌道を回り始めた」とか、どろどろの歌詞ばっかり
勉強していたものだから、どうも「イチゴ」って気分に
なれなくて・・・イチゴお預け。もうしばらくお待ちください。 m(__)m
Commented by MIAU at 2006-03-16 09:33 x
なるほろ、わかるわかる。イタリア歌曲って、死ぬ苦しむ泣く嘆くのコンボだもんね。同じこと日本の演歌でやると怖いかも。最後に恨みぃますぅう~なんて言って化けて出て来そうですにゃ。
Commented by ビケ♪ at 2006-03-16 21:28 x
そうでしょ?惚れた腫れたの次は、うらみつらみ(ちょっとオオゲサ!)。
でも、今回のテーマは、どうしてそういう歌がたくさん生まれたか。
カタルシスか?音楽的に直接つながりはないけれど、
騎士道精神が生きていた時代から、
貴婦人に対する叶わない愛は歌われていたわけだし、
ヨーロッパには、聖母マリアに代表される、
女性を手の届かないところにおいて崇拝するという精神文化が
根っこにあるんでしょうかねー。
あれ、曲目解説の下書きみたくなってるぞ!?
(そろそろ原稿を・・・やばっ)
Commented by kiki at 2006-03-26 18:25 x
うわ、落ち込みそう・・・。でも、本当の孤独を知らなかったら私たち演奏できないよね。その辺が自分のなかでいつも苦悩する自己矛盾の根っこのように思う。わたし、さみしがりやなのよん。だからね、ソリストになれないの。耐えられないのよ、孤独な時間が長すぎるのが。
Commented by ビケ♪ at 2006-03-27 10:31 x
>本当の孤独を知らなかったら私たち演奏できないよね。

そう思います。これって、アンサンブルであろうが、ソロであろうが、
演奏者である以上、最終的には自分との戦いなので、
仕方がないのでしょうねぇ。

寂しがりやの人の方が、あったかい演奏が出来るような気がします。
と信じたい。私もそうだから。
愛されたいと思う人は、愛したい人でもあるのではないかと。
そのくせ、自分が人に甘えてしまうのを避けるために、
人を遠ざけたりもする。
こんな自分と付き合うのも、疲れちゃうのよねぇ。
(こういうの、自己矛盾って言うのかしら?)