「苦手なところだけ練習」はNG?

土曜日に、古武道の稽古に行ってきました。

先週より、稽古の初めに「質問コーナー」を設けて下さっています。

そこで、私は疑問だったことをぶつけてみました。
「同じ動きを左と右で稽古する時、必ずどちらかが苦手なのですが、
苦手な方だけ多く練習した方が良いのでしょうか?」

師範のお答え。
「まず、得意なほうからやりなさい。
そうすれば、自然に苦手な方も出来るようになります。
苦手な方ばかりやっていると、出来なくなってしまいます。」

!!!ガーンΣ( ̄□ ̄;)

私、いつも生徒さんに(自分に対しても)言ってるよね・・・
『まず、苦手なところだけ練習しなさい!』って・・・

楽器弾きの習性で、
どうしても楽器の練習と関連させてしまうのですが、
ふと、思いました。

これって、出来るだけ早く、出来るだけ少ない労力で
技術を身に付けるには、どうしたらいいかっていう、
効率ばかり考えた、西洋的な方法なのかもしれない、って。

もっと本質的な意味で、技術を「身に付ける」には、
この方法でない方が良いのかもしれない。

武術も演奏も、本当は「道(哲学)」に通じる技術であるはず、ですものね。

また、師範からのひとことで、目からウロコが落ちたのでした。
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by cembalonko | 2012-05-29 11:17 | 日々のいろいろ | Comments(6)

Commented by saskia1217 at 2012-05-29 11:50
苦手なところは練習しないと出来るようにならないのは本当だけど、すでに出来るところを「いいイメージ」として捉えてからやると、出来ないところにもいい効力があるのだと思います。
たぶんそういうことだよね?>出来る方からやる
弾けないところも、その前の「弾けるところ」からやると弾けることもあるし・・・。
出来ないことの「原因」は必ずあるとは思うけど、何かが出来ないときって、結構「気の持ち様」ってことが大きい気がします(笑)。
・・・
そんなことレッスンで言ったりしてるのは、指導者としてダメダメかもだな〜(苦笑)。
Commented by cembalonko at 2012-05-29 19:37
いえいえ、気の持ちよう、大いにありますね。
よい(出来ているときの) イメージを持ちながら練習、
っていうのも、個人的にはイメージの「仕方」が曲者で、
例えば、どこの関節のどの筋肉をどの程度どうする、とか、
ミクロの分析をして、それを記憶して成功する時と、
ドツボにはまるときとあります。
多分、ミクロの分析はもう音楽に関係なくなっているから、
方向として違うなぁ、
と思っても、ついついやってしまうのですねぇ・・・
すみません、勝手にぶつぶつ呟いてしまいました・・・
Commented by saskia1217 at 2012-05-29 22:04
そうなんですか・・・
私は筋肉とか関節とか考えたことが今まで全くないもので、ミクロの思考をする方法を持ってないんですよね。
分析って苦手・・・う〜ん(苦笑)。
そういうふうに言って欲しい生徒もいるのかもしれないんだけど・・・。
Commented by cembalonko at 2012-05-30 00:51
これはもう、ピアノ時代の弊害なんです。苦労しましたからね。一時期流行った「フィンガービル」もやってましたよ。各指の屈筋と伸筋の強さを数値化したり。そんな、クレイジーな時期もあったんです。(遠い目・・・)
Commented at 2012-05-30 23:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by cembalonko at 2012-05-31 09:15
イエズス会のお祈りサイト、楽しいですね!
http://www.sacredspace.ie/
今、茶色の丈の長い衣を腰で麻縄で縛った
イエズス会士が、パソコンの前で画面をみながら
お祈りしている姿が浮かんでしまって、
笑ってしまいました!

>(ちなみにイエズス会の黙想の方法は「霊操」
>(spiritual exercise)と呼ばれます。
>「魂の体操」というあたりが、
>あるいは武道などと通じるものがあるのかもしれませんね)

・・・その通りだと思います!
このサイト、日々のお祈りのページに行き、
Guideを見ると、Body Exerciseとか、Breathing Exerciseとか、ありますね!