ネームボード

とあるところで、とあるチェンバロと出会った。
外観は、えんじ色の地に金のライン。
一段鍵盤だけれど音域は広い。GG―e3。
フレミッシュ?フレンチ?音はフレミッシュだし、鍵盤は浅い。
ジャックは下の方が細くなっているプラスチック製。
典型的なキット楽器か?
音色も弾き心地もausreichend。
ま、使うの練習だしね・・・

・・・そんなことを思いながら試奏している時、
ふとネームボードを見て、驚いた。
f0018790_2253134.jpg
これ、信じてよいの?
E. HORIが、私たちがよく知っている今は亡きあの方だとしたら、
とてもお若いときに、何らかの理由でお作りになられたもの?

目を疑ったのは、この名前の文字の形の稚拙さ。
今まで、いろんな製作家の方にお会いしてきましたが、
中には、若いころ製作された楽器を見せることに
抵抗を覚えられる方もいらっしゃるほどで、
おそらく、完全でないものは外に出したくないし、
残したくない、と思っていらっしゃる方が多いのだと思う。
私たちが、傷のある録音を残したくないのと同じで。

しかし、ausgezeichnetでなくausreichendでしかない楽器を、あの方が遺される?
この、ネームボードと共に?

もし、そうでないとしたら・・・

もやもや~ん・・・


どなたか真相を教えてくだされ!!!
[PR]

by cembalonko | 2015-02-02 23:20 | 日々のいろいろ | Comments(0)