母の誕生日

昨日、母の誕生日だったので、
今日、家に招待しました。
日本に戻ってきて、一年たったのに、
母が来たのは初めて!

演奏会の余波で荒れていた家の中を片付け、
お料理も一応、気取った感じに見えるように、作ってみました。
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コンソメのジュレ イクラ添え


さて、母が帰った後、
NHKの「プロフェッショナル」という番組で、
ある花火師のことをやっていました。

花火の技術は、門外不出なため、
その方は、19年かかって、自分自身で試行錯誤を重ね、
ようやく納得のいく花火を作れるようになったとか。
19年・・・この長い長い、同業者にけなされ続けた日々。
その中で、文字通り、寝食を忘れて花火作りに打ち込んだ、
真の「職人」の語る言葉には、
一つ一つに、尺玉のような重みがありました。

例の花火師は、「いさぎよいこと」が、いいことだと言っていました。
花火は、一瞬で消えてしまうからこそ、心に残るのだと。

「迷いがあるときには、良い物が出来ない」
「昨日よりも良い物を作るのが、職人たるもの」
(正確に覚えていませんが・・・意味的にはこんな感じ)
なにか、一語一語に、襟を正されるように感じました。

今年、久しぶりに、日本の花火を
団地の非常階段から眺めていた時、思いました。
こんなにも多くの人の、誰の心にも幸せを運べるもの、
辛い現実を忘れさせる時を持たせてくれるものは、
何て、素晴らしいのだろう、って。
今日、多くの人の夏の「夢」を、
自身の指先から生み出す職人の姿に、
心動かされる理由が分かりました。
夜空に咲く花には、一玉一玉、
職人の魂がこもっているから。

最後にもうひとつ・・・
「技術以外に必要なものは、素直な心」
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by cembalonko | 2006-09-01 00:31 | 日々のいろいろ | Comments(0)