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ソウル旅行記 その4

4月29日

朝食はホテルで、前の日に買ってきたパンと牛乳ですまし、
韓国国立博物館へGO!
世界第6位の大きさを誇る博物館では、
見るものを絞らなければなりません。ならば、やはり美術品。
それでも全部は書ききれないので、かいつまんで一言ずつ。

~書~
歴代の王の直筆は、石に刻まれ、崇められた。
「書」が洗練され、芸術として育まれた要因のひとつは、
ここにあったのか、と。
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どの書も、本当に美しいのよ。書き手の血統の正しさの故か

~絵画~
仏教画の色が、宋廟と同じ配色!
赤とライトグリーンが、韓国人のイメージする「厳かな色」なのでしょうか・・・
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~仏像~
短い鼻、丸い顔などが、高麗時代の仏像の特徴らしい。
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口の両側がくぼんでいるのが、アルカイックスマイルっぽい?って思った。

~陶器~
歴史を追って実際の陶器を見られる展示は、
とても分かりやすく、勉強になりました。
この写真は、12世紀の象嵌技法による青磁。
この時代の青磁が、一番好きだったなぁ。
象嵌技法とは、色を付けたい部分に色の違った粘土を埋め込んで、
その後、削りだして、滑らかな表面に模様を出す方法。手が込んでいます。
ソウル旅行記 その4_f0018790_2252381.jpg
王家がまだ、お金に糸目を付けずに「美」を追求できた時代だったのでしょう・・・

つづく

by cembalonko | 2007-05-05 23:06 | | Comments(0)