レオンハルトのリサイタル

グスタフ・レオンハルトのリサイタルへ行って来ました。
(先週の木曜日と、昨日の2回 @ 第一生命ホール)

ニコラウ・デ・フィゲイレドの時と違って、
私の文章なんかで感想を書くのも、
おこがましく感じられるほどの、パフォーマンス。
私の人生の中で、
決して忘れられない演奏会の一つであったにもかかわらず、
何も書けずにいました。

先週・第1回目の公演では、なんと、電車の乗り継ぎを間違え、
最初の曲を聞き逃してしまいました (TT) バカバカ・・・
ある程度まとまった曲のグループが終わると、
普通、拍手があるものですが、
その時は、曲が終わって、誘導の係員がドアを開けても・・・

・・・しーん・・・  途中から入った人は靴音も立てられない・・・

異様~な雰囲気。 なんかの宗教?ってくらい ^^;
前回来日した時に、
こともあろうに、誰かが携帯を鳴らしたために演奏に影響し、それが
彼に対する「腫れ物に触る度」を上げていたものと思われます。
でもそれはまた、舞台上の彼の心持ちを尊重しようとする、
会場全ての思いやりでもあり、
そのお陰で、緊張感ある、稀有な演奏を聴くことが出来たのかも知れません。

そう、演奏は、ひたすら、高貴のひとこと。
後頭部を一撃されました。
チェンバロで表現しうる音楽の、一つの完成された形を、
改めて、認識させられた思いです。
ミスタッチはあったものの、
流れ出る音のすべてが、あるべきところにあって、
彼にしか出せない音楽の香りや色を醸し出します。
(あーあ、やっぱりぜんぜん言葉にできにゃいぃぃ~~ 陳腐。 _Л○ ガクッ)

チェンバロの演奏にも、それこそ、
レオンハルトのお弟子さんの世代から比べると、
実に様々なスタイルが出てきている今、
レオンハルトの演奏は、いい意味で「古典」となっていくのでしょう。
やはり、目指すべき世界をもっている方でした。
私が生きているうちには、とても、到達できないけれど。


PS.
昨日の、神様からの贈り物。
私とレオンハルト師を結ぶ線上にいた人が2人、
休憩後に、なぜか居なくなり、
表情も上半身の動きもすべて、
少しも逃さずに、見ることが出来たのでした。
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by cembalonko | 2007-06-28 00:04 | 音楽 | Comments(2)

Commented by mumbling-miau at 2007-07-11 10:25
亀ですが、昨日の日経夕刊に、6/25トッパンホールでのリサイタル評が載っていたので、今度送ります~。79歳なんですね・・・演奏活動もさることながら、はるばる来日ってのがすごい。
Commented by ビケ♪ at 2007-07-11 22:15 x
ありがとう!前回来日した時も、もう最後かも・・・と言われていたけれど、
聞けてよかったです。本当は、トッパンホールのが一番
行きたかったのだけれど、チケット取れなかったのよねー