ホストに堕ちた女たち

先日の読書感想文を読んだダンナが、
私が本当にホストにハマっては大変!と
「予防注射」がわりに借りてきた本が、コチラ。
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ホストにはまった3人の女性たちが、
財産や社会的地位や自分の健康さえも失っていく様子が描かれた小説。

一本100万円のシャンパンがどんどん空けられていく世界なんて、
私にゃあ、関係ないけれどね、
自分が貢いだホストを、そのお店のNo.1にするために、
好きでもない男性に体を売ったり、
横領して自分の会社を潰してしまったり、
「どこかが間違ってる」と気づいても、
コントロールが利かなくなってしまう女性心理。
その陰にある、プライドの高い客同士の競争心をあおって、
どんどん貢がせてしまうホストのテクニック。
どちらも怖い。
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人間にはいろんな欲求があると思う。
ホスト・ホステスにはまる理由は、
単に「ときめく恋愛がしたい」だけではなく、
もっと、人間として深い欲求があるような気が・・・

それって、「自分の存在価値を確かめたい」っていうことじゃない?

現代は、アイデンティティーを持ちにくい時代。
社会の中での地位をまとった、
組織の中でのある役職としての自分。
それらは、自分を取り囲む人が決めるものでしかなく、
周りの人によって、簡単に左右されてしまうものでもある。

「ゆるぎない」自分を、周りに示したい。
だから、小説に出てきた3人の女性は、
本当は「カラッポ」の自分を、
本物よりも、ずっと高い価値のあるものに見せる手段として、
「自分の」ホストに売上させることを選んでしまったのではないだろうか。

小説の中の「彼女たち」だけが特別なのではない。
ここにも、誰の心の隙間にも潜んでいる「闇」があるのかもしれない。

・・・いや、そこまで真剣に読まなくっても良さそうな本だとは思いますが・・・^^;
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by cembalonko | 2008-07-16 22:43 | 日々のいろいろ | Comments(0)