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骨董屋さんのマダムと

ふらっと足を踏み入れた骨董屋さんのマダムと、
小一時間、お話して過ごす。
「誰でもわかる、お茶道具」みたいな本を
小脇に抱えた私は、
どう見ても、ものの価値が分かる人のいでたちではなく・・・

ザルツブルグのモーツァルト博物館のチェンバロの話や、
チェンバロ装飾に使ってある蒔絵の話などにも花が咲き、
マダムの芸術全般への造詣の深さに惹かれる。

美しいものを本当に愛する人は、
それが、お商売にかかわっていようがいまいが、
こちらの心も幸せにする何かを持ってる。
マダムとのお話の記念に、
幕末に作られた小鉢を一つ、購入。
涙目といって、
ちょっと青色の絵付けがにじんでいて、
そこが、焼き物の価値としては劣る、とのことだったけど、
普段に使えるくらいのお値段だったし、
気に入ったし・・・

いい時間でした。

by cembalonko | 2008-09-09 23:09 | 日々のいろいろ | Comments(0)