『古楽でめぐるヨーロッパの古都』公開講座 2017年秋 第1回 終了いたしました。

本日、タニタ楽器北浦和東口センターでの公開講座、
第1回 ザンクト・ガレン&ニコシア 終了いたしました。
いらしてくださった皆様方に、心より御礼申し上げます。

今回も初めていらしてくださった方々も交え、
楽しくお話させていただきました。
中世後期の楽曲を、現代の譜面に書き直し、
チェンバロで演奏させていただきました。

みなさまの反応をみると・・・うーん、聴き慣れない感じ?
でしたでしょうか(-"-;A ...アセアセ・・・

私にとっても、中世の時代には存在していなかったチェンバロで
楽曲を弾いてみるというのは、初めての試みでしたが、
個人的には、とても楽しかったですね~♪♪♪
チェンバロをピタゴラス音律に調律したことも含め、
新たな発見があり、さらに中世多声音楽の魅力にハマりそうです。
楽譜起こしに手間はかかるものの、
(まだ原譜から弾ける段階ではないのです・・・)
次のチャンスがあれば、もっと複雑なものにトライしてみたい!

本日の音楽

♪ 作者不詳 ロンドー《貴女の従者に慈悲を》(Torino J.Ⅱ.9写本より)チェンバロ演奏
♪ フランチェスコ・ランディーニ バッラータ《涙まなこにあふれ》チェンバロ演奏
♪ 作者不詳 クラウスラ《主よ》(ノートルダム楽派)チェンバロ演奏
♪ グレゴリオ聖歌 《一人の嬰児が私たちのために生まれる》
♪ トゥオティッロ トロープス 《今日、彼に向かって私たちは歌おう》
♪ 作者不詳 ロンドー《貴女の輝きは私を奴隷にする》(Trino J.Ⅱ.9写本より)
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本日のスライドの一部(90分で40枚!)
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また次回もお待ちしております(^^♪






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by cembalonko | 2017-09-14 23:27 | 公開講座報告 | Comments(0)

ケーテンのバッハと宮廷音楽~歴史的再現料理とともに~ 終了いたしました!

5月28日(日)に開催しました
「ケーテンのバッハと宮廷音楽~バッハ時代の歴史的再現料理つきレクチャーコンサート~」
無事に終了いたしました。
ご来場いただいた皆様には、心より御礼申し上げます。
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そしてサプライズ・ゲストとしてご登場いただいたバロックダンスの平山絢子先生、
歴史的再現料理の調理担当の「音食紀行」遠藤雅司さん、
受付を快く引き受けてくださった田村早樹子さん、
最後に演奏で会を盛り上げてくれたバロックランチの会の皆さん、
皆様方のご協力がなければ、この会は実現しませんでした。
いろいろな条件が整わない中、最大限のお力を貸してくださり、
本当にありがとうございました。

このあと、すごく長文です。ご興味がある方はどうぞ・・・

この日は公開講座の前の10:30から12:30まで、非公開の演奏ワークショップ「バロックランチの会 in 要町!」を催しました。「管弦楽組曲」をテーマとし、組曲に含まれる舞曲の中からガヴォット・メヌエット・ブレを取り上げました。
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ワークショップの様子

初めにJ.=B.リュリ作曲の、実際に舞踏の振付がされている曲を、
参加者の弦楽器・管楽器の演奏家の皆さんと練習。
そこでバロックダンスの平山絢子先生にご登場いただき、
舞踏のステップから見た演奏法のヒントなどを解説していただきました。
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平山先生とバロックダンスの基本の動きを練習中!

基本的なバロックダンスの動き
(膝を曲げて上体を低くする、もとにもどる、膝を伸ばして状態を高くする)を練習したり、
合奏を半分に分け、半分が演奏するのに合わせてもう半分が舞曲のステップを踏んで合わせてみたり。
一拍目に上体が上がるのか、下がるのか、跳躍したあとに片足で着地するのか両足でするのか、
そんなことで、拍のとらえ方が全く変わり、それが各舞曲のキャラクターを作っていることが良く分かりました。
その後、J.S.バッハ《管弦楽組曲第1番》より同じ3つの舞曲を、
平山先生にアドバイスをいただきながら練習し、午前の部は終了しました。
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ワークショップにご参加の皆様と

14:00からのレクチャーコンサートは、初めにケーテンの位置を広域地図で確認。
その後ケーテンの街の地図を見ながら、バッハが住んだ家やケーテンの教会、
宮廷の内部の様子などをスライド画像で見ていきました。
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バッハがケーテンで書いた主要作品を紹介し、
その中からケーテン候レオポルトの誕生日のために書いた
世俗カンタータ《いとも尊きレオポルト候よ》の曲例を聴きました。
(実際の音源はライプツィヒ時代に改作した教会カンタータ《高められた肉と血よ》BWV173を使用)

ここまでで45分経過。いよいよお待ちかね、歴史的再現料理のコーナー!
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お料理の説明をする遠藤さん

「音食紀行」遠藤シェフはこの日の朝、なんと4kgもの牛もも肉を煮込んでくださったのだとか。
メニューは ①アイゼナハ風焼きソーセージとりんごの煮込み
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②牛肉の赤ワイン煮(ライプツィヒの料理本1745年より)
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③ドイツパン5種類 ④フレーバーウォーター。
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想像していたよりもたっぷりの量を作ってくださったので、
ご来場の皆様には充分召し上がっていただけたのではないでしょうか。

後半は、チェンバロ独奏でフランス組曲第6番からアルマンド・サラバンド・ガヴォット・ジグを演奏。
このサラバンドとガヴォットに、平山先生にダンスの振付をお願いして踊っていただきました。
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少しの解説をはさみ、最後はバロックランチの会アンサンブルの皆さんと、
午前のワークショップでも取り上げた《管弦楽組曲第1番》からガヴォット・メヌエット・ブレを演奏しました。
アンコールにブランデンブルク協奏曲第5番第1楽章のチェンバロのカデンツァから最後まで演奏しました。
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******

主催者として・・・前半、歌詞対訳のワードファイルが拡大できない状態になったとか、
お料理を召し上がっていただく時間を少なく見積もり過ぎていて、
後半予定していたお話をほとんどをカットしなければならなったなど、
想定外のこともありましたが、
音楽とともに、その音楽が鳴り響いていた時代を包括的に再現するような催しをしたい、
という「夢」に一歩近づけて、本当に幸せな気持ちでした。
繰り返しになりますが、力を貸してくださった方々、
興味を持ってご来場くださった皆様方がいたからこそ、実現できたことです。
初めてのことばかりで、至らない点も多かったと思います。
いらしてくださった皆様方には、今後のために、
忌憚のないご意見・ご感想を頂ければ幸いに存じます。

(写真を使わせていただいたみなさま、ありがとうございました)

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by cembalonko | 2017-05-31 22:25 | 公開講座報告 | Comments(0)

神戸市外国語大学 公開講座の記録

2017年1月7日に神戸市外国語大学で行われました公開講座
掲載許可をいただきましたので、こちらにも記録させていただきます。
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2017年1月7日(土曜)、三木記念会館において、「近代初期ヨーロッパの社会と音楽」の講演会と古楽器チェンバロの演奏会が行われました。講演会では、日本で最もチェンバロ製作実績のある工房の主宰者である久保田彰氏によるチェンバロの仕組み、様式の完成に至る歴史について説明がありました。引き続き、チェンバロ演奏者であり、古楽研究家でもある渡邊温子氏より、ルネサンス時代以降ヨーロッパの宮廷儀礼で盛んに用いられたチェンバロとチェンバロ音楽を通して見る近代初期のヨーロッパについての説明と、久保田彰工房製作のチェンバロによる演奏が行われました。ピアノの前身ともいえるチェンバロは、外観はピアノと似ていますが、爪で弦を弾く構造になっているため音色は異なっており、参加された方はチェンバロの独特かつ美しい音の響きと、絵画作品と見紛うような華麗な装飾に魅了されていました。(以上、神戸市外国語大学ホームページより
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by cembalonko | 2017-02-08 00:55 | 公開講座報告 | Comments(3)

日本チェンバロ協会例会 出版記念講座『古楽でめぐるヨーロッパの古都』終了!

ご報告が遅くなりましたが、
2月3日(金)、日本チェンバロ協会第24回例会
出版記念講座「古楽でめぐるヨーロッパの古都」―音の背景を探る旅― が
無事、終了いたしました。
ご来場いただいた皆様方には、心より御礼申し上げます。
また、準備の段階から当日までサポートしてくださった
日本チェンバロ協会の例会係の皆様方にも大変お世話になりました。
ありがとうございました。

通常90分で講座を組み立てることが多い(大学の講義もそうです)ので、
120分なら楽勝!と思っていましたら・・・
やっぱり、内容盛りすぎた・・・それに気付いたのが前日って・・・汗;;
でも当日は、85分を書籍の第3章「アントウェルペン」についてのお話に、
5分を休憩に、30分を第2章「ニコシア」についてお話に割き、
ぴったり120分でおさめましたぁ~ v(^^)
楽しかったです♪(偉い先生方もいらして緊張したけど(笑))

====公開講座の記録====

日時 2017年2月3日(金)19:00~21:00(開場 18:30)
会場 オリンピック青少年センター センター棟 106号研修室
  (最寄り駅 小田急線参宮橋駅より徒歩7分、東京メトロ千代田線代々木公園駅より徒歩10分)

講師 渡邊温子

【内容】7月に出版された「古楽でめぐるヨーロッパの古都」の著者、
渡邊温子さんによる講座です。この本は、古楽の視点から「音と人と街のつながり」を語り、
18世紀以前の音楽の背景に関する案内書でもあります。
この講座では、その中から第3章アントウェルペン(ベルギー)を取り上げ、
街の活き活きした様子を音と映像により再現します。
チェンバロ製作家ルッカースが工房を構えたこの街でどんな活躍をしたのかは、
チェンバロに関心のある方にとって必聴のテーマではないでしょうか。
またイギリス人ブルはなぜアントウェルペンに亡命したのか、
楽師スザートはなぜ楽譜印刷ビジネスで成功したのか、など、
著者が明かす“とっておき情報”もお楽しみに!
<寄り道編>第2章ニコシア(キプロス)。
14・15世紀、地中海の東の果てにフランス文化が花開きました。
うしてこんなところにフランスが?
それを伝えるたった一つの写本の行方は? そんな謎に迫ります。

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by cembalonko | 2017-02-06 00:36 | 公開講座報告 | Comments(0)