カテゴリ:音楽( 193 )

リサイタル

先週の土曜日、親友のソプラノ歌手のリサイタルに行ってきました。

身内の演奏会は、どうしても、応援する気持ちが強くなって、
力を入れて聴いてしまいます。
そして、様々な思いが脳裏をかすめ、
何度も何度も、目頭が熱くなったりするものです。



音大付属高校時代、
体が弱かった彼女の出席日数が足りなくなるのを心配して、
週に何度も、下宿先まで迎えに行ったこと。

そのときから、彼女の歌に惚れていて、
自分から「伴奏やらせて!」と言ったこと。

彼女の実技試験のときに、前奏の調が分からなくなり、
違う調で弾き始め、彼女を困惑リラックスさせたこと。

そのお陰で(?)彼女は成績優秀者に選ばれ、優秀者演奏会で、
初めて客席2000人級のホールで、伴奏ピアノを弾いたこと。



小さなお子さん2人を育てながら、
練習時間の確保も、体調管理も、大変だっただろうし、
本人としては、いろいろあったのでしょう。
がんばったからいい、のレベルで満足できないのは、
より完璧を目指す演奏家なら誰でも思うこと。
でも、私にとっても、あの会場にいたほとんどすべてのお客様にとっても、
忘れられない、素晴らしいリサイタルであったことに、違いはありません。

ずーっとずーっと、彼女の歌が大好きです。
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by cembalonko | 2006-03-07 23:27 | 音楽 | Comments(2)

師匠が送ってくれたCD

師匠、Glen Wilsonが、Naxosからまた、CDを出したようです。
先週送ってくれたので、今日、じっくり聴いてみました。

曲目は、William Byrdと並ぶ、イギリスのヴァージナリストの一人、
Giles Farnabyのチェンバロ曲全集です。
ジャケットは何と!アメリカから帰る直前に、
ラスベガスのWynnホテルのギャラリーで見た、
最も新しくフェルメールの「真作」と鑑定された
「ヴァージナルを弾く若い女」!
なんか、運命を感じるわー

師匠に御礼とともに、感想を書いて送ってあげたい。
でも、ぜんぜん言葉に出来ないの。
わー、とか、うっ、とか、うげー、とかになっちゃう。すごすぎる。
奇抜なことは何一つしないで、あれだけのエネルギーと、
心にダイレクトに「音の並びの秩序の力」を伝える演奏。
どうやったら出来るんだろう~~
(って、それを散々習ったはずなんですがね)

やっぱり、私には、誰の演奏よりも、ずーっと凄みがあるように聴こえる。

それにしても。
この強烈なインパクトは、作品の力を、
彼のパフォーマンスによって、最大限に引き出しているからだろうな。
ファンタジー(曲種)ばっかりなんて、普通、渋いと思うでしょ?
それが、ホントにpyrotechnicalなんだから!

CDの音楽で、久しぶりに、パワーをいっぱいもらいました。
オリンピックとどっちが?っていうほど。
でも~伝えられないだろーなー・・・どうしよう・・・

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by cembalonko | 2006-02-27 23:29 | 音楽 | Comments(4)

イタリアってすごい!

何をいまさら、という感じでしょうが、
イタリア初期バロックに、はまっております。
鍵盤音楽でも、歌曲でも、アンサンブルものでも、
なんでもござれ!です。

来週前半までに、6月にワシントンで弾く曲を
全部出したいので、
胃痛の次の日に、国立音大図書館で借りたものも、
とりあえず楽譜の初めから最後まで弾いてみます。
すると、どの曲も捨てがたく聞こえる・・・
つぶぞろいなのです。
音楽の内容が濃く、うまみが詰まってるって感じ。

しかし、内容が濃い曲と、お客さまウケする曲っていうのは、
微妙に、ずれていたりします。
(特に、相手はアメリカ人だしね・・・)
なので、「あ、これ好き♪弾きたい~~~」
と惚れてしまった曲は、
一度冷静に、自分が客観的に聴けるところまで
頭を冷まして、判断した方が良いことがあります。

惚れ込みそうになったら、のめりこむ前に、冷静に。
曲に限らず、抑えておきたいポイント、ですかね・・・
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by cembalonko | 2006-01-19 23:30 | 音楽 | Comments(5)